メンテナンスでオイルの状態を改善

以前と比べてハーレーの乗り心地が悪くなってしまった際には、オイルフィルターの交換などのメンテナンス作業を行ってみてください。もしフィルターが汚れたままだと、不純物がエンジンの周囲に絡みつくようになってしまい、エンジンの磨耗や焼き付けが起きる事になりかねません。しばらく走行していなかったので、フィルターが汚れている心配もないと思ってしまう人もいるのですが、走行していない時でも不純物は増えてしまいます。

フィルターを自力で交換するつもりであれば、エンジンオイルを2回から3回ほど交換するごとに、フィルターを取り替える作業を行ってください。

まずフィルターを交換する前に、新しいフィルターの内部を油で8割ほど満たしておくと、メンテナンスをした直後から快適な走りを見せてくれるようになります。フィルターに取り付けられているゴムパッキンにも油を塗布しておくと、後から油漏れを防ぎやすくなると考えてください。

そしてフィルターを取り付ける際には、油が多少こぼれてしまう事もありますから、なるべく汚れが落としやすい服装に着替えておく事も重要です。フィルターレンチを使って取り付ける際には、締め付けがキツくなりすぎないように注意をしながら、自然に外れない程度に締め付けてください。

この作業によってハーレーが快調な走りを見せるようになるだけでなく、急なエンジントラブルによる事故を防ぎやすくなります。それほど面倒な作業ではありませんから、自力で交換作業を行う人も多いです。