プラグのメンテナンスはハーレーの調子を左右する
ハーレーの走りを決める状態には、パーツ選びやチューニングの他に、定期的なメンテナンスも影響します。中でも、エンジンの点火を行うプラグの状態は、正常に保たれていないと始動時の問題に繋がります。点火に使うパーツなので、作動する回数自体は限定的ですが、点火の度にススで汚れたりすり減るのは避けられません。こうなると、ハーレーのエンジンは掛かりにくくなって、快適な始動を行うことは難しくなるでしょう。
エンジンの掛かりが悪いと思った場合は、プラグの周囲を布などで綺麗にしてから、抜き取って状態を確認します。予め清掃を行うのは、内部に埃やゴミを入れないのが理由で、ハーレーのエンジンを守る結果に結び付きます。取り外したパーツが汚れているなら、専用の洗浄剤か汎用のクリーナーを使い、ナイロンブラシなどでブラッシングすると効果的です。逆に、パーツの変色が酷かったり、摩耗して形状が変化している場合は、交換時期と判断して取り替えることがおすすめです。
メンテナンスは調子が悪い時だけでなく、不調にならないように予防する目的もあります。手が届く範囲だけでも定期的にメンテナンスを行うと、消耗パーツの寿命が延びますし、ハーレーの状態を好調に保つことも出来るでしょう。愛車はお手入れをすると愛着が深まりますから、方法が分からない時はやり方を覚えて、実際に挑戦してみることをおすすめします。一方で注意した方が良いポイントとして、作業にはパーツに適した工具を選び、決して力任せに作業を行わないことです。